イベント・活動情報
2024年7月6日 富津干潟アマモ場散策会
富津干潟は、富津岬の北側約200ヘクタールに、アマモ、コアマモの群生が広がり、多様な生き物が生息しています。三番瀬も、かつては広大なアマモ場が存在していましたが、現在は消失しており、昨年11月より移植とモニタリングを行っています。モニタリングでは、アマモ場にヒメイカの卵や多数のスズキなどの稚魚を確認するなど、移植の成果が確認できています。
この散策会は、三番瀬の海域再生のいわば目標となる富津のアマモ場の状況について、文献だけでなく、実地で体感することにより、再生の目標象を共有するために行われています。
今回も、様々な卵と稚魚が観察できました。アマモ場の中で、探さずともじっと待てば、周囲に生物が集まってくるほどでした。特にワタリガニは、子供でも大きな個体を捕まえられるほど多く観察することができました。
<出現生物>
アカニシ、アナアオサ、アマモ、イシガニ、イボキサゴ、オサガニ、カイメン、ガザミ、キセワタ、クサフグ、コアマモ、コブヨコバサミ、コメツキガニ、タイワンガザミ、タツノオトシゴ、タマシキゴカイの卵と糞塊、ツメタガイの砂茶碗(卵塊)、ニクハゼ、ハマグリ、ヒメイカ、ボラ、マハゼ、マメコブシガニ、メリベウミウシ、ユビナガスジエビ、ユビナガホンヤドカリ、ヨウジウオ、ワレカラ ホソウミニナ、サビシラトリ、シオフキ、アサリ、コウイカ、クロダイの幼魚、イシダイの幼魚、ミズヒキゴカイ、シロボヤ、エビジャコ、ヨコエビの仲間

















三番瀬フォーラムでは、東京湾三番瀬の保全・再生に向けて様々な活動をしています。このページでは、その活動のひとつをご紹介します。
